第906話 笑かすな

2015年5月15日金曜日

第35部-野球最終編-

t f B! P L
俺達は全員守備についた。
1番は鳥田というやつだ。

常勝校の風格というか・・
打席に立って余裕だった。

鳥田「どうしたろっかな」

瀬戸「最初から飛ばすか。
そうせな無理そうやな」

瀬戸が振りかぶって投げる
149kmの豪速球を投げた。

観客席は沸いていた。
しかし・・少し気になった

蓮「149km・・・か。
ちょっと遅いんやない?」

150kmを越えていなかった
瀬戸には疲れが溜まってた

全員気づくが言わなかった

瀬戸が疲れを表に出さずに
投げていたから。

鳥田「たいしたことないな
荒木とあんま変わらへん」

続く2球目もストレートだ
148kmのストレートだった

カキイイン・・・

三遊間を抜ける球を打つ。
しかしロバートが早かった

打つ前に動いていた。

鳥田「なっ。マジかいな」

鳥田が全力で走り出した。
とってから一塁へ投げる。

審判「・・・アウトォ」

判定はかなり微妙だった。
鳥田はかなり足が速かった

瀬戸「あー。危なかったな
ゴロでギリギリかいや」

橋本「あいつはピノか?」

蓮「ふふっ。ピノって・・
あかん。ツボにはまった」

ファミスタで最も足の早い
ピノのことを言っていた。

鳥田が足が速かったから。
確かにぴったりだった。
俺は1人で笑っていた。

笑いがこらえきれない。
下を向いて笑っていた。

瀬戸「何笑ってんのや?
気持ち悪いやつやなぁ」

1人で笑っていたのを
瀬戸に気づかれていた。

2番打者が打席に入る。
2番はピッチャーの荒木

2番に荒木が来ていた。

荒木「お前には負けん。
今度は俺が打ったるわ」

瀬戸「あーそうですか」

ピッチャー同士の対決。
お互い意地の勝負になる

荒木は打席に入り構えた
瀬戸が振りかぶり投げる

審判「ストラーイック」

荒木は球を見送った。
145kmのストレートだ。

荒木「こんなもんかいや
たいしたことないやん」

荒木は打てると確信した
荒木の球と同じぐらいだ

このスピードでこの球威
なら徳報は問題なかった

やっぱり実力が高かった

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