俺達が中に入り練習をして
いた時に・・・外では・・
一台のバスがやってきた。
徳報の選手が降りてくる。
周りは選手にエールを送る
今日勝って優勝してくれ。
今年も甲子園連れてってや
相手は雑魚ばっかりや。
そういう事を言っていた。
そしてロバート達も来た。
橋本「先に練習しといてや
駐車場に入れてくるから」
瀬戸「わっかりましたぁ」
由紀「明ぁ。また後でね」
京子「しっかり頼むよ~」
瀬戸だけが先に降りた。
徳報とはちあわせしていた
徳報の1人が瀬戸に気づく
瀬戸に近寄っていった。
??「庫兵工業の瀬戸?」
瀬戸「いえ。違いますが」
??「いや。瀬戸やろ?
昨日の試合で見たしな」
瀬戸「試合を見てたんか?
わざわざ徳報がねぇ」
??「驚いたよ。機能はな。
今日はお手柔らかに頼む」
握手の手を差し出した。
しかし瀬戸は断った。
瀬戸「今日戦う者同士やろ
握手なんてできるかいな」
??「そうか?ならええわ。
せいぜい楽しませてくれ」
瀬戸「楽しませれるかなぁ
俺達は弱小やからなぁ~」
??「はははっ。違うやろ?
弱小ならここまで来れへん
それに昨日も見てたけどな
お前達は弱小やなかったわ
どう見ても思えんかった」
瀬戸「研究してきてるんか
そうなると面倒くさいな」
??「研究は勝つ為の手段や
研究するのが当然やろ?」
瀬戸「強者がするような事
ではないんとちゃうかな」
??「常勝を求められるから
俺達は研究をして勝つねん
油断大敵って言葉がある。
常勝はどんなのが相手でも
勝つ様に研究をするねん」
瀬戸「そうでっか・・・
なら俺らの負けみたいやね
思い出作りで野球するわ。
それじゃあ急ぐんでね~」
瀬戸は急いで中に向かった
瀬戸「面倒なんがおるなぁ
さっきので少しは油断して
くれればいいねんけどな」
??「何が思い出作りやねん
この・・・ペテン師がっ」
徳報は心理戦にも強かった
瀬戸の発言が本意じゃない
ということに気づいていた
瀬戸も球場の中へ入る。
俺達と合流をした。
その時徳報も中へ来た。
大きい声で挨拶してきた。
浅井「あれが・・・徳報。
初めて戦うねんけどなぁ」
青田「強そうやなぁ・・・
俺達で通用するんかなぁ」
存在自体に圧倒されていた
甲子園の常連校というのは
学校は違えど憧れだった。