第886話 主導権

2015年4月25日土曜日

第34部-野球熱闘編-

t f B! P L
投手「ファースト投げろ。
何ボーッとしてんねんや」

サードが我に戻り投げた。

その時瀬戸が何かに気づく
瀬戸が少しリードをとった

瀬戸の動きと仲間の野次が
重なって悪送球を生んだ。
球は一塁の頭上を越えた。

瀬戸はホームへ向かい松田
は2塁へ走っていった。

両方セーフで1点が入った
これで2対1で逆転した。

さらにランナーは2塁。
ノーアウトで2塁だった。

瀬戸「サードが崩れたな。
サード狙って打っていけ」

浅井「OK。わかったわ」

瀬戸が浅井にアドバイス。
浅井が打席に入った。

流れがこっちに傾いた。

浅井がサインを出した。
松田はサインを受け取った

松田「面白いっすね」

浅井「あんなん見せられて
俺も黙ってられるかいや」

浅井は送りバントを選ぶ
ボールはサードへ転がった

さっきと同じ状況だ。
サードはバントの処理を
して何も迷わずに一塁へ

投手「おい。違うやろ」

松田は3塁を廻っていた
サードが投げる前にその
後ろを足音を消して走る

サードは投げた後に知る
サードの横を駆け抜けた

今度は一塁手が悩む。
これ以上の点はやれない

そう思ってベースを離れ
球を受け取ってホームへ
一直線へ投げた。

しかし結果はセーフ。
松田のほうが早かった。

浅井「おっしゃあ~」

松田「あー。緊張したぁ。
このメンバー楽しいわ」

さらにチャンスは続く。
ノーアウトのまま1塁。

これで1塁手と3塁手が
精神的ダメージを受けた

流れは一気に傾いた。
3番の俺が打席に入る。

蓮「ランナー溜めるか」

チャンスを広げるために
ヒットを狙っていた。

しかし・・・ここで
ピッチャーの交代になる

エースがマウンドに来た
現在3回の裏で3対1だ

実力差から言っても逆転
するのは難しくはない。

ここで抑えておきたい。
そういう気持ちだろう。

蓮「ふっ。おもろいやん
お前らの野球は見切った
投手が変わろうが一緒」

キャッチャーのリードで
配球をやってる以上は
法則性は同じだった。

それに流れはきている。
ここでさらに叩きたい。

大事な場面になった。

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