結城「俺達に実力ってのは
そんなにないのはわかってる
瀬戸と橋本に頼ってる所が
やっぱり多いねんからな」
瀬戸「待て待て。それは違う
ちょっと思い出してくれや。
お前達はしっかり自分の役割
をこなして自分達でしっかり
繋いで点を取ってるやんけ」
青田「それはそうやけど」
瀬戸「そうやってしっかりと
点をとってるってことはやな
自分達で自覚してほしいねん
うちの野球は俺と会長だけの
ワンマン野球じゃないねん。
全員野球でやってんねんや」
松田「・・・そうですね。
全員が自分の役目をこなして
必死でやってますもんね」
瀬戸「全員勝つっていう
ベクトルが同じやねんや。
だから俺達は勝ってるねん。
明日も全員で勝ちにいこう」
浅井「へっ。わかったわ」
結城「気落ちしてられんか」
瀬戸「じゃあ俺は帰るわ。
じゃあまた明日球場でね~」
瀬戸はロバートを連れて帰る
俺達に活を入れにきていた。
全員で軽く話をしてまとめて
明日の試合に備えて帰った。
そして・・・翌日・・・
会場に着くと異常だった。
蓮「なんや?あれは?」
男くさい応援団が多かった。
ただその人数は多かった。
OBも含めると200人ぐらい
人数で圧倒してきていた。
俺達は少し呑まれていた。
そこへ瀬戸達が遅れてくる
眠そうな感じでやってきた
瀬戸「なんや?この人数」
橋本「右翼団体やないか?
もしくは宗教団体やろな」
瀬戸「ははっ。ほんまや。
変な組織みたいやもんな」
小バカにしてやってきた。
瀬戸とロバートは応援団に
圧倒されていなかった。
俺達と合流して球場に入る
合流して俺達は落ち着いた
瀬戸とロバートの安心感。
一緒にいるだけで強くなる
中に入って太極拳をやって
それから少しだけ練習する
陵広の練習も見ていた。
見ているとやはり上手い。
今までの相手とは違う。
見るとすぐにわかった。
そして試合の時間になる。
ベンチで瀬戸が話をした。
瀬戸「試合が終わるまでは
負けを認めたらあかんぞ。
格下の俺達は負けを認めた
時点で負けが決定するぞ」
大事な話なので聞いておく
これがこの試合の鍵だった
そして両校整列へ向かった
挨拶をして試合が開始する
ついに準決勝が始まる。
これに勝てば決勝に進める
第33部-野球戦争編- 完