オーダーはこうだった。
1 セカンド 松田
2 センター 浅井
3 サード 野田
4 ファースト 青田
5 ショート 橋本
6 キャッチャー 早川
7 レフト 結城
8 ライト 高科
9 ピッチャー 瀬戸
控え)菅原 森野
俺達は後攻だった。
まずは守備についた。
1番打者が打席に入る。
瀬戸「うーん。違うな。
こりゃあ打線が違うわ」
1番打者の構えを見る。
打つ打者だとわかった。
瀬戸「力で抑えつけるか
流れは渡されへんしな」
瀬戸が振りかぶって投げる
一打席勝負と同じ球だった
これはなかなか打てない。
が・・・レベルが違った。
キイン・・・
わずかにきれてファール。
それよりも・・・初球から
瀬戸の球に当ててきた。
142kmの球に当ててきた。
それが俺達に打撃のセンス
をあることを教えてくれた
蓮「やばいかもな。これ」
瀬戸の方をチラッと見る。
瀬戸は動揺していなかった
瀬戸「配球も組んでいくか
真剣に投げていくかなぁ」
瀬戸が初めて真剣になった
今までも真剣だったが今回
は打者に対して真剣だった
打者との勝負になった。
2球目はカーブを投げる。
130kmの落差のあるカーブ。
これで空振りをとった。
そして3球目にフォーク。
1番打者は完全に空ぶった
瀬戸は三球三振をとった。
瀬戸は力でねじふせた。
続く2番も配給を考える。
外角ストレートに内角への
シュート。そして3球目に
チェンジアップを投げる。
2番も三振に打ち取った。
続く3番はスライダーで
セカンドゴロへひっかける
松田がさばいて一塁へ送球
三人でしっかり抑えた。
瀬戸「まずは0点やな。
先制点をとってくれや」
瀬戸が1人で抑え込んだ。
流れを渡さないためにも
1人で頑張ってくれた。
それは全員に伝わっていた
そして必死にならなければ
いけない相手ということだ
攻守交替をして1回の裏。
松田が打席に入った。
敵のピッチャーは10番だ
エースは温存していた。
エースはここまで連投で
ずっと投げてきてたらしい
決勝で戦うためにここでは
温存しておくということだ
まぁ・・・当然だろう。
立場が逆ならそうしてた。
だって相手は格下だから