第802話 恐怖の球

2015年1月29日木曜日

第30部-野球挑戦編-

t f B! P L
2週間ほど毎日同じような
練習をして過ごしていた。

なんとか形になってきた。

一打席勝負もピッチャーに
ロバートと松田も増えて
3人になってやっていた。

俺はなんとか瀬戸の球に
当たるようにはなっていた

瀬戸「おう。やるやんけ」

ストレートだけだけど・・

瀬戸「じゃあ変化球も一緒
に混ぜて投げていくぞォ」

変化球を混ぜられるとダメ
選択肢が多くなってしまい
ボールが打てなかった。

変化球を打つ。
これが次の俺の課題だ。

松田は120kmでカーブの
キレが良いピッチャーだ。

野球経験者は松田を打つ。
俺は松田のストレートは
打てるがカーブが打てず
ずっと悩んでいた。

そして・・・ロバート。
ロバートの球は怖すぎた。

ロバートはストレートだけ
だが球が速く重すぎた。

瀬戸よりも上の速さだった。
その上肩の位置で離している
ので打者から見るとボールが
途中まで止まっているように
見えて後から一気に近づいて
くるような感覚に陥ってた。

それだけならいいのだが
ボールが荒れて暴投が多い

安定感がとにかくなかった。

なので選択肢に「避ける」
という選択肢まである。

避ける自信が無かった。
恐怖で体が縛られるから。

例えるならパンチ力のある
ボクサーの大振りのパンチ
を目の前で見ている感じ。

ロバートの前に立つのは
瀬戸と森野だけだった。

瀬戸は楽しそうだった。
瀬戸がかすりもしない。

格上相手との対戦が非常に
楽しい感じでやっていた。

森野はびくびくしながら
だけど瀬戸に一番の打者に
なれと言われていたから
びびりながらでもやってた

みんなは森野をバカにして
いたけど俺は森野をバカに
なんてできなかった。

瀬戸も森野に教えているし
ロバートも森野に気持ちで
負けないことを教えている

俺にとっても守備の協力者
不良の信念。気合と根性を
ずっと教え込んでいた。

素人組は森野を応援してた
森野は仲間だったから。

森野もボールが当たらない
でも勝負は森野が勝ってた

ドスッ・・・バタッ・・・

蓮「あっ。死んだ・・・」

デッドボールで塁に出る。
森野の進塁で勝ちだった。

デッドボールになると森野
はいつもうずくまっていた

ジタバタして悶絶していた
この痛みは想像ができる。

身内で怪我はしたくない。
しかも大怪我になりそうだ

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