第800話 フォーム

2015年1月27日火曜日

第30部-野球挑戦編-

t f B! P L
瀬戸「ピッチングですけど
まずはストレートだけを
覚えてくれればいいです」

橋本「真っ直ぐかぁ」

瀬戸「真っ直ぐにもね。
2種類あるんですよね」

橋本「あぁ。あるなぁ」

瀬戸「知ってるんです?」

橋本「ファミスタで下を
押しながら投げれるやん」

瀬戸「あぁ。そうそう・・
だいたい合ってるけど違う

ツーシームとフォーシーム
の球があるんですよね」

橋本「なんや?それ?」

瀬戸「ツーシームってのは
ボールの空気抵抗が多くて
球が少し沈むんですよね。

フォーシームは空気抵抗が
少なくて球が伸びますよ」

橋本「どっちがええの?」

瀬戸「どっちもいいです。
使い分ければいいんです」

橋本「ふーん。そうかぁ」

瀬戸「後はコツですけど。
リリースポイントは前で。
ボールは肩の高さまで持ち
そこで指を押し出します」

橋本「そんなに持つの?」

瀬戸「はい。持ちますよ。
そんでこっから武術です。

足は踵からつけて足全体を
つけた瞬間に足首から螺旋
の力を体全体に伝えてまず
肘まで外力を持ってきます

肘を限界まで曲げておいて
肘を前に出してから溜めて
置いた外力を手に伝えます

後はさっき言った通りに
リリースを前にして指で
ピッと押せば完成ですよ」

橋本「外力で投げるんか。
拳銃の要領みたいやなぁ。
正中線は守っとくんか?」

瀬戸「はい立身中正です。
それは守るべき基本です」

橋本「ならわかったわ」

ロバートがボールを投げる

ドバン・・・ドン・・ドッ

地面にボールを叩きつけた
手が離れなかったらしい。

橋本「肩の位置ってきつい
ボールが離れへんけどさ」

瀬戸「慣れてくださいね。
それが最高峰の投げです」

橋本「最高峰の投げねぇ。
注文が厳しいですなぁ」

瀬戸は妥協させなかった。
瀬戸はロバートに求めてた

瀬戸と同じだけの実力を。
自分以上の可能性を求める

ロバートはピッチングの
練習を開始していた。

何回も地面に叩きつけてた
途中までは完璧だった。

足を踏み出してから体が
ギュルンと一気に回転して
腕を大きく振り肘を前に
出し腕を伸ばしきっていた

最後の放す動作ができない
そこが一番難しそうだった

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