第716話 思い出

2014年11月6日木曜日

第27部-新たな道-

t f B! P L
そして・・決着がついた。
黒ひげがポンッと飛んだ。

橋本「あっ飛んじゃった」

美樹「きゃあ~。やった」

瀬戸「1年の勝利やぁ~」

ロバートが飛ばしてしまい
2年の負けが決まった。
・・・はずだった。

橋本「勘違いをするなよ。
勝ったのは2年やねんぞ」

瀬戸「はぁ?汚いって。
ルールはしっかり守ろう」

1年「そうや。そうやぁ」

橋本「だからルールやんか
ほれ説明書しっかり読め」

瀬戸「往生際が悪いなぁ。
どれどれ・・・えーっと。
黒ひげが飛んだ人の・・・
はぁ!?マジかいやぁ?」

美樹「どーしたん。えっ?
なんでなん?そうやった?
飛んだ人の勝ちなん?」

そう。実は黒ヒゲ危機一髪
は飛ばした人の勝ちだった

飛ばした人が負けってのは
実は間違ったルールだった

生徒会は盛り上がっていた
俺は見てただけだったから
輪に入れていなかった。

これ。この雰囲気がいい。

橋本「じゃあ。よろしくな
ルールに従ってるからな」

瀬戸「めっちゃショックや
ルール確認すべきやった」

全員が黙って席についた。
俺も空いてる席に座った。

橋本「さてと。それじゃあ
本題に入るかぁ。卒業式は
3年をどう感動させるかや
はい。意見のある者は?」

何人かが手を挙げる。

橋本「はい。じゃあ由紀」

由紀「卒業式が終わった後
に全員集まる近くの公園で
写真をとったりしてあげる
サポートをしてあげよう」

橋本「はい。それ採用ね。
他に意見がある者は?
はい。じゃあ京子」

京子「卒業式が始まる前に
生徒会のメンバーで所定の
場所まで誘導してあげる」

橋本「んー。そうやなぁ。
先生は体育館におるからな
先導役は確かに嬉しいなぁ
よし。じゃあそれも採用」

どんどん採用が決まる。
10分程で全てが決まった。

橋本「じゃあ~最後に~。
香ちゃんに何するかな?」

香ちゃんとは副会長の事。
内藤 香という名前だから

瀬戸「プレゼントとかは?
思い出に残るようなやつ」

橋本「色紙は用意してるぞ
それ以外にってことか?」

瀬戸「色紙ってなんかさぁ
置く所とか困るやんかぁ。
副会長は会長よりもずっと
仕事やってたからさぁ。
存在証明みたいな何かを
残してあげたらどう?」

橋本「うーん。そやなぁ。
テーマは思い出と感謝か」

全員真剣に考えていた。
内藤副会長のために・・・

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