蓮「あー。聞いてると
結構計画犯みたいやな」
滝「そんな感じやなぁ。
どーする?ややこいぞ」
蓮「羅針の中でそんなに
できるやつおったか?」
滝「おらへんねんや。
該当するようなんはな」
蓮「まぁそうやろうな。
裏引きしてるのがおると
見てる方がええやろな」
滝「そうなんのか?」
蓮「そう見た方がいい。
後ろでじっとしてた奴が
おるんやったらそうや。
滝の言っていた複数犯の
事も考えたらな。後ろで
じっとしてる奴もコマや
組織犯みたいになってる
実行犯のグループと後ろ
で見ているだけのやつ。
それが複数班おるんやろ
あくまで推測やけどな」
滝「あっ。そうかもな。
実は同時に起こることも
たまにあるねんやんか」
蓮「じゃあ決定やろな。
その後ろで立ってるのが
羅針のメンバーで使われ
てしまってるんかもな」
滝「捨て駒ってことか。
なるほど・・・そうか」
白木「ついていけんわ。
話が全然わからんねん。
お前ら頭良すぎるわ」
蓮「あー。悪い悪い。
つまりやなぁ・・・」
白木に詳しく説明した
それを通じて整理した。
実行犯が複数。中学生
観察役が1人。高校生
そのグループが多数いて
その上には元締めがいる
という仮説を立てていた
滝「じゃあどうするよ。
総長として答えてくれ」
蓮「俺は個人で動くわ。
その方が動きやすいしな
羅針の連中には言うなよ
犯人に気づかれたら困る
四神か零か闇市とかに
手伝ってもらってくれ。
矢野っつったっけ?
あいつの前に突き出すぞ
侘びも入れさせんとな」
滝「個人で大丈夫か?
相手は組織っぽいのに」
蓮「何か発見したらすぐ
滝に連絡入れるからな。
その時は助けてくれや」
滝「わかった。絶対やぞ
一人で無茶をするなよ」
蓮「おう。約束するわ」
話もまとまったので
ひとまず別れて帰った。
俺には確認しなければ
いけない事があった。
俺にはある疑問が浮かぶ
それは矢野の話を聞いた
時にすぐに思った疑問。
インカが絡んでるのか?
初めて会った時の印象と
似ていた格好だったから
かなり手が込んでいるし
やり方が巧妙でもあった
翌日瀬戸に聞きにいった