橋本「誰にも見せてない
ならよかった。安心した」
蓮「でも俺・・・悩みが」
橋本「あ～。恋愛だっけ」
蓮「はい。なんか女に・・
振り回されたりしたりで」
橋本「へぇ？どんな風に」
蓮「実はおととい・・・」
土曜日の出来事を話した。
湯浅さんの手助けをする為
賢治と真由と争ったことを
橋本「ふーん。そうなん」
蓮「最初はその人が好きと
思ってたんですけどね。
なんか利用されてただけで
それ以上好きにはなれずに
終わった感じなんですよ」
橋本「女は頭がいいからな
男を上手に利用するねん。
俺はいつも利用されてる」
蓮「ロバートがですか？」
橋本「うん。されてるよ。
荷物持ちとか色々な所に
振り回されてるけどなぁ」
蓮「なんでなんですか？」
橋本「相手が由紀と京子や
なかったら聞いてないけど
あの２人に逆らってもなぁ
しんどいのは俺やからな」
蓮「自分がしんどい？」
橋本「女の前で威張るとな
気持ちが離れていくねん。
女を自分よりも上にたてて
扱わないとお互いに楽しく
ないし続かないものやし」
蓮「威張ってる人を多く
見かけてしまいますけど」
橋本「かっこつけたいだけ
自分の前では誰だっていい
かっこしたいもんやしな。
それだと女は乗り換える。
そこらへんの男と一緒や」
蓮「個性がないって事？」
橋本「ちょっと違うかな。
女は特別な人からの優しさ
を他人よりも求めるねん」
蓮「優しい男は多いですね
優しい方がいいですか？」
蓮「優しいっていうよりも
大事に扱わないとあかん。
大事に扱う時っていうのは
優しくなるもんやからな」
蓮「じゃあロバートは
どんな女子に対しても同じ
ように扱ってるんです？」
橋本「女として扱ってるよ
由紀と京子と同じようには
扱う事ができへんけどな」
蓮「女として扱うって？」
橋本「力仕事とかはね。
頼んだりしないってこと。
重い物運んでたりしてたら
代わってあげたりするよ」
蓮「かわいいかどうかで
態度って変わります？」
橋本「いや。変わらないよ
特に下心なんてないから」
蓮「下心・・・下心かぁ」
下心があるからかわいい女
には男は優しくしている。
プレゼントにしてもそう。
その下心を女は見抜いてる
そういう事を言っていた。
