第514話 真実の全て

2014年8月5日火曜日

第20部-兵庫連合-

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美樹「何かあったの?」

瀬戸「まぁ・・色々とな。
あれからな・・・」

美樹が入院している間に
あった出来事を話した。

橋本と対立していた事を

美樹「なんでなん?なんで
そんな事になってんの?」

瀬戸「理由がわからんから
女を殴った理由がな」

美樹「そんなん・・・
明君達に関係ないやんか。
あたしと和也さんの問題
なだけやのに・・・」

少し沈黙が流れた。
美樹は話す決意をした

美樹「あたしさぁ・・・
あの時和也さんに告白を
したんやんかぁ・・・」

瀬戸「えっ?ええっ!?」

美樹「ずっと好きやってさ
けどお姉ちゃんがいること
わかってたからさぁ・・・

それが辛くて友達に不良の
グループに誘われてさあ。

入ったら少しでも和也さん
に近づけると思ったんよ

集会に行ってバイクの後ろ
に乗ってたら嫌な事も全部
忘れられたしシンナーも
全て忘れさせてくれた」

瀬戸「それでか・・・。
シンナーまで手を出した」

美樹「違うねん・・・
まだ続きがあるねんやん。
和也さんがあたしを殴った
のはもうひとつ理由がある

あたしが兵庫連合を辞める
事を選ばへんかったから」

瀬戸「辞めへんのか・・」

美樹「あたしはさ・・・
明君達が羨ましかってん。

なんか普通の連中とは違う
仲間がいっぱい集まってさ

楽しそうな雰囲気がうちも
作りたかったし欲しかった

それが兵庫連合にあった」

瀬戸「居場所か・・・」

美樹「お姉ちゃんじゃない
あたしを認めてくれてた」

瀬戸「そういう事かぁ・・
そんな事やったんかいや」

美樹は橋本を好きだった。

告白して振ったなんて事を
橋本が言うはずなかった。

誰かにその事を言ってたら
美樹がショックを受ける。

だから誰にも言わなかった
全ては美樹の為だった。

橋本はシンナーをしていた
美樹を辞めさす為に居場所
を潰す辛さもあった。

美樹の居場所を潰す所は
美樹に見せない為にしてた

必要以上に殴っていたのは
直った頃には終わっている
ようにする予定だったから

瀬戸は美樹の話でそこまで
の事がやっと把握できた。

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