第54話 インカの謎

2014年7月9日水曜日

第3部-六代目羅針-

t f B! P L
蓮「でも、そのインカは
総長のこと知ってるみたい
やったっすけど。」

総長「・・・マジか?」

蓮「ええ。一人は同じ
学校って言ってました。」

総長「・・・それは違う
と思うぞ。第一ウチの学校
にインカに属していそうな
奴は誰もおらんぞ。」

蓮「・・・確かに言って
たんですけどね。」

少し沈黙が流れる。

総長「しかし妙やな。
なんでインカが来たんや。
そんな簡単に動く訳ない」

蓮「誰かにお願いされた。
って言っていましたけど」

総長「誰が頼んだんや?」

蓮「・・わかんないっス
羅針の誰かがとか・・」

総長「それは考えられない
インカはそんな簡単に
動いたりしないねん。

あいつらは化け物や。
半端じゃなく強すぎる。

気分次第で天使にも
なるし悪魔にもなる。」

・・・なぜだ?
総長はこのインカになんで
こんなに詳しいんだ?

蓮「総長。インカにやたら
と詳しくないですか?

インカに知り合いでも
いるんじゃないですか?」

総長「いねぇよ。バカ」

また少しの沈黙が流れる。
総長が頭を掻きながら話す

総長「誰にも話ししたこと
なかったんやけどなぁ。」

総長が何か秘密を話すか
どうかで悩んでいる。

総長「・・・蓮。」

蓮「・・・はい。」

総長「俺と先代との秘密の
話を聞く覚悟はあるか?」

蓮「聞いていいんスか?」

総長「・・あぁ。ただな
聞くなら聞くで覚悟を
決めて聞いてくれ。」

蓮「・・わかりました。」

総長「・・・よし。」

そうして総長はタバコを
取り出して火をつけて
話し出した。

総長「これから俺の話する
ことは羅針のメンバーは、
勿論誰も知らんし、零や
闇市や四神も総長以外は
誰も知らない話やねん。

先代が族を引退した理由は
全てインカが原因や・・・

そして・・・闇市や四神も
零も羅針も全てインカに
潰されかけたんや。」

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