第383話 全員の気持

2014年7月29日火曜日

第15部-柔道最強編-

t f B! P L
橋本「陵広の方に行って
色々話を聞いてきた。
徳報の事やねんけどな。

先鋒と次鋒だけで勝ち
ぬいてきたみたいやわ」

全員「知ってる。」

橋本「あれ?そうなん?
じゃあこっちが圧倒的に
不利な状態ってのは全員
把握してくれてんの?」

全員「把握しています」

瀬戸はもう体力の限界。

中田と主将と塩田はまだ
体力があったが徳報相手
に通用する力が無かった

俺とロバートは沢田との
試合の後遺症が残ってた

橋本「それでも聞こうか
徳報に勝つ気がある奴は
手を上げてくれ。」

スッ・・・スッ・・・
スッ・・・スッ・・・

橋本「決まりやな。
決勝のレギュラーは。」

手を上げたのは俺。
そして瀬戸とロバート。
後は中田と塩田だった。

主将は手を上げなかった

主将「ちょっと待ってや。
俺はレギュラーなんやろ」

橋本「あぁレギュラーや」

主将「じゃあ俺も出たい」

橋本「最後は実力やない。
勝つ気があるかどうかや」

主将「俺も勝つ気あるわ」

橋本「じゃあなんでお前は
手を挙げなかったんや?」

主将「それは・・・」

橋本「お前が勝つ気あって
手を挙げれば俺は主将を
選手に選んでおったけどな
でも残念やったわ・・・
お前は勝つと思ってない」

主将「相手は徳報や・・・
勝つのは無理やろうや」

橋本「それがどうした?
まだやってないやろがっ!!
始まる前から負けるなや」

全員顔つきが変わった。

橋本「陵広の時もそうや。
勝てると思ったか?主将は
負けると思ってたやろ?」

主将「あぁ・・思ってた」

橋本「だから試合を外した
始まる前から負けたから」

主将は黙り込んだ。

橋本「勝負ってのはなぁ。
どんな場面でも負けを認め
てしまったらあかんねん」

全員が黙って聞いていた。

橋本「最後に全員に伝える
気持ちで相手に負けるな。
立って・・そして戦えや」

全員「おう!!」

ロバートが手をつきあげた

橋本「我らに勝利を。
勝利を形にしてしまおう」

全員「我らに勝利を。
勝利を形にしてしまおう」

体がゾクッとした。
ロバートの本気に全員の
気持ちがのった。

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