第133話 9代目闇市総長

2014年7月13日日曜日

第5部-族の抗争-

t f B! P L
??「何や?お前は」

大牟田「羅針の総長です」

??「羅針の?ってことは
稲田の後がまか?」

蓮「あぁ。そうや。」

??「そうか。稲田のな。
うん面構えがいいな。
名前は?」

蓮「7代目羅針総長の
野田 蓮。あんたは?」

??「9代目闇市総長の
布川 正広や。」

年は19ぐらいか。
完全に俺より年上だが

蓮「ゆっくり話す時間が
無いからさっさと聞く。

闇市と四神との間で
何があったんや?」

タメ口で話をする。

布川「何や突然やな。
闇市と四神が手を組んだ
ことで怒ってんのか?」

蓮「手を組んだ?四神の
手下になったんやろうが

なんで下についたんや?
その理由を知りたい。」

布川「下?それは違う。
同盟を組んだんや。」

蓮「同盟?族同士が?」

布川「あぁ。斉藤とな。
四神が戦争仕掛けてきてな

完全に四神が有利やったのに
最後に斉藤と俺とで
タイマンを張ったんや。

それで俺は負けたんや。」

蓮「それや。そのタイマン
で何があったんや?

斉藤有也に何言われた?」

布川「それは羅針の総長に
は言えへん。さすがに。
斉藤との約束やからな。

まだ実現してないねん。
誰にも言いたないわ。」

蓮「それじゃあ困るねん。
その約束ってなんやねん」

その時大牟田が動いた。
ずっと黙って聞いていた。

大牟田「総長・・・。
頼みます。話して下さい。

話してくれないと闇市は
最低な族になってしまう。

野田は・・・。こいつは
俺達闇市の為に動いてる
部分もあるんです。」

布川「どういう事や?」

大牟田「・・言えません」

布川「四神は闇市によく
してくれているんやろ?」

大牟田「・・・」

布川「おい。大牟田ぁ。
何で返事できへんねん!」

大牟田「四神は・・・」

蓮「言うなよ。大牟田。
こいつには何も言うな」

俺は大牟田を睨みつけた。

大牟田「野田・・。でも」

蓮「でもやない・・・。
まだ推測でしかないねん。

まだ確証が無いねんから」

大牟田「野田・・すまん」

蓮「闇市の頭はダメやな。
もういい。見切るわ。」

これ以上ここにいても何も
変わる気がしなかった。

しょうがない・・・。

闇市もろとも四神を潰す
覚悟を決めるしかなかった

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