その席では俺を無視して
話をしている。
俺は黙って聞いていた。
宮根「でも美樹ちゃんも
可愛くなったよなー。」
羽田「えー。元々可愛い
ですよぉ。失礼な。」
宮根「あー。そっか。
そうやんね。ゴメン。」
姉「あはは。宮ぁ。
年下にかわされてるやん」
沢田「お前は軽いねん。
もっと重く言えよな。」
宮根「バーカ。それは
それであかんやろうが。」
ずっとそういう身内の
話をしていた。
よく考えると繋がりが
すごいなって思った。
学校の違う連中が集まって
楽しそうに話してるのが。
ありそうだけど実際はそう
ないような光景だから。
俺は羨ましいと思ったし、
周りから見ても羨ましい事
なんだろうなと感じた。
蓮「皆仲いいんですね。」
瀬戸「だってさ。皆さん」
村田「こーやって集まるの
はたまーにやけどね。」
宮根「そうそう。別に
今回集まったんも明と
美樹ちゃんの少旅行の
お疲れさん会やしな。」
瀬戸「そんなこと。かけら
も思ってないでしょ?」
宮根「思ってる思ってる。
なぁ。沢田さんよぉ。」
沢田「うん。そうやで。」
瀬戸「全く触れてもらって
無いんですけどねぇ。まぁ
いつもの事で慣れてしまう
自分がいますけどね。」
話をしていると面白い。
こんな楽しい会話は初めて
の経験だった。
そうやって楽しく話をして
いると時間があっというま
に過ぎていった。
瀬戸「そろそろ6時です」
宮根「もうそんな時間か」
村田「じゃあそろそろ
帰りましょうか。」
沢田「そやな。帰るか。
9時からやったっけ?」
佐川「そうそう9時から」
宮根「あー。ちょっと
仮眠せなあかんかな。」
全員夜9時から何かがあり
楽しみにしている感じだ。
蓮「今日の9時から何か
面白い事あるんですか?」
瀬戸「まぁ。仲間内でな」
龍太「全員来るっけ?」
沢田「今日は全員やろ」
村田「今回は負けねぇ。」
何があるのか気になった。
俺はコソッと龍太に聞いた
蓮「龍太。何があんの?」
龍太「あー。ギャンブル。
金をかけてな。ポーカーと
ブラックジャックや。」
普通に話す龍太に驚いた。
それを聞いた俺はめっちゃ
楽しい軍団だと思った。