第113話 待ち合わせ

2014年7月12日土曜日

第5部-族の抗争-

t f B! P L
女子「詳細までは知らない
けどなんかね。公園でさぁ
黒いコートを着た男が
泣きながら羽田さんを
ボコボコに殴っていた
らしいよ。それから
更生したって話。」

男子「それはないやろ~」

蓮「いや。多分ほんまや」

女子「野田君は信じる?」

蓮「あぁ。信じられる部分
が多すぎるからな。でも
羽田さんが元ヤンってのは
びっくりしたわ。でももう
更生したんやったら人に
話すのは止めた方がいいぞ
過去の話やねんからな。」

女子「じゃあ次は野田君が
瀬戸君の話をしてよ。」

蓮「えっ?瀬戸の話?
俺は何も知らないけど。」

女子「でも瀬戸君と仲が
よさそうやったやんか。
瀬戸君彼女いんのかな?」

蓮「彼女いそうやけどなぁ
うーん。俺は瀬戸と
喧嘩して、ただ一方的に
シバかれただけやから。」

女子「え~。喧嘩したん?
なんでなんで?」

蓮「ん~。むかついたから
喧嘩を売っていた。」

女子「それでそれで?」

蓮「一方的にシバかれた」

女子「野田君。弱いんだ」

蓮「瀬戸が強すぎるねん」

女子「他には?」

蓮「何もない。すまん。」

女子「喧嘩しただけ?」

蓮「うん。喧嘩しただけ。
彼女がいるかは知らない」

女子「え~つまんなーい」

そうして談話も終わる頃
俺達の横を通り過ぎる2人
の男の気配に気づいた。

制服は北甲と川滝だ。
神港の制服ではない。

その奥は神港の溜まり場。
その過ぎた2人は・・・
龍太と村田だった。

龍太と村田は奥に座った。
奥に座った2人を皆が見る

蓮「龍太?なんでここに?
村田までいるやないか」

少しむかついた。
あいつらは俺がここに
いるのを気づいていない。

しかし今の俺は学生だ。
簡単にあっちに行くわけ
には行かなかった。

俺は静かに2人の話を
盗み聞いていた。

龍太「腹へったな~」

村田「そりゃそうでしょう
お昼抜いたんでしょ?」

龍太「うん。弁当忘れて
しまったからしゃあない」

村田「弁当忘れるとかって
気をつけて下さいね。体調
壊したら迷惑なんすから」

龍太「あー気をつけるわ。
ロバートが悲しむもんな。
つーかあいつら遅いな。」

村田「ほんと遅いっスね」

龍太達は誰かと待ち合わせ
しているみたいだった。

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