第107話 最終日

2014年7月11日金曜日

第4部-宿泊訓練-

t f B! P L
食堂へ向かう途中の階段で
羽田さんと会った。

羽田「おはよー。」

蓮「おはよ。眠そうやな」

羽田「皆から明君のことを
ずっと聞かれてたからさー
なかなか眠れなかってん」

蓮「へぇー。大変やな。」

そう言って話す羽田さんは
嬉しそうだった。

瀬戸の話をする時には
嬉しそうなのがわかる。

それでも気づかないように
しようと思っていた。

食堂について朝食を食べる
前に先生が生徒に話しした

先生「今日で宿泊訓練の
最終日となりました。
みんな旅館の人にお世話に
なったお礼を朝ご飯を
食べる前に言いましょう」

よくある形式的なやつだ。
学校としての誠意だろう。

「そんなお礼とかどーでも
ええから早くしろや。」

そんな声がヒソヒソと
聞こえてくる。しかし、
瀬戸は何も動かない。

その形式をしっかり見てる
形式が終わった瞬間に瀬戸
だけが拍手をしている。

それに合わせて6組の連中
も拍手をしだす。

瀬戸が拍手をするのなら
何か意味があるのだろう。

俺も拍手をした。
みんなも形式的に拍手した

そして朝食を食べた。
最後の朝食はなぜか特別
美味しく感じた。

男子「野田君?今日は
食べるの遅いね。」

俺はゆっくり食べた。
味わって食べたかった。

皆で食べるご飯がとても
美味しいと思えたから。

蓮「今日で最後やからな。
ゆっくり食べたいねん。」

俺は最後に食べ終わり
お茶をゆっくり飲んだ。

蓮「よし。帰る準備や。」

俺は気持ちを切り替えた。

楽しかった時間に未練を
持っていては前に進めない

今はずっと続くものでは
無くて不意に変化する。

俺は総長の引退で経験した
そして突然の総長襲名。

色々な経験が教えてくれた

だから俺は部屋に戻って
掃除をして帰る準備をした

そしてそろそろ出発する
時間が来た。

先生が呼びに来る。

先生「おーい。時間や。
全員外へ集合。」

各クラス全員外へでた。

外に出た所で各クラスの
バスが待っていた。

全員荷物をバスに積んで
旅館前に集まった。

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