g-234話 ざわつき

2023年9月22日金曜日

④最終章-無秩序な暴力-

t f B! P L
とあるスナックにて・・・

テツ「・・・そうですか。わかりました。
はい・・・はい。わかりました」

ナガレ「どうした?」

テツ「ナガレさん。今日上がります。
マサさんがインカ探しで動いてるって
いうのを聞いてマリーさんが怒ってる。
お前も動けって」

ナガレ「はーん?どういうこと?
店長抜けてどうすんねんな」

テツはマサがインカを探してダイさんを
通じてジョーカーに伝え喜んでもらえる
ことを期待して動いていることを伝えた。
それを知った同じ上の立場のマリーが
知ってテツにも仕事休んでいいから
動けと指示を出していた。

テツ「ナガレさんに任せますよ。オーナー代行。
じゃ。すんませんけどマリーさんに会ってきます」

ナガレ「気をつけてな」

テツ「ありがとうございます。気をつけます」

テツはマリーに呼び出された場所へ向かった。
その場所には大勢の人が呼び出されていた。

マリー「インカが灘の方におるとの情報が入った。
お前ら全員動いてダイの所よりも先に見つけろ」

全員がざわつきだす。
マリーは事情を細かく説明した。

?「インカを探すっていうのはなぜですか?
今までそんなことなかったはずですが」

マリー「ジョーカーのためや」

?「ボスのため?」

ジョーカーの存在を知らない者も多い。
知っているのは一部の幹部達のみであった。

テツ「あの。マリーさんすみません。
ボスはこの探してることって知ってるんですか?」

マリー「知らないと思う」

テツ「じゃあ・・・UGとして動くというのではなく
マリーさんの命令で動くってことでいいですか?」

全員がマリーの方を見る。

マリー「テツぅ。お前は頭がよく周るのー。
何人かはUGとして動くと思ってたやろうに
ハッと気づかせやがって~」

テツ「ははっ・・・すんません。気になって」

マリー「ダイのところにマサが動いてるからな。
こっちも動かないわけにいかへんのや。
UGとしてではない。俺の命令で動いてくれ」

マリーは頭を下げて部下に頼んだ。
それだけで部下は思いを把握した。

テツ「さすがマニュピレーター。人を動かすのが
うまいなぁ」

マリーは人心掌握が長けていた。
人を動かす能力が非常に高かった。

部下達は早速連絡を入れ出して
動き出した。全員手際がよかった。

テツは最後に動き出した。

テツ「よっと。それじゃあ俺も行ってきます」

マリー「テツ。あんたはあの時一緒におったから
全部知ってると思うけど・・・ジョーカーのことは
みんなにまだ言わなくていいからな」

テツ「わかってます・・・。あんなジョーカー・・・
驚きましたしあんな過去があったなんて・・・
それに・・・あーいう考えでも受け入れます」

マリー「今までも黙ってくれてて助かった。
俺もダイもどっかで広まると思ってたからな。
テツ発信で」

テツ「はははっ。言いませんよ。ってか・・・
言えないですよ・・・さすがに・・・」

隠し隠されているのが幹部連中にはある。
それを公表できないもどかしさがあった。

テツ「じゃあ行ってきますね。あてはないですが
灘の方適当に周って探してきます」

マリー「見つけたらもてなしてあげて。なんでも」

テツ「はい。わかりました」

マリー「それと・・・言う必要はないけど
どうも兵庫の方にもインカがいるらしい。
黒いコート着てるって情報が入っている」

テツ「灘から兵庫に行ったんですか?」

マリー「いや。それなら目撃情報入るから
違う。多分違う人達。二手に分かれている
ような感じ」

テツ「どういうことでしょうね?」

マリー「わからない。攪乱かもしれない。
まぁ情報として持っておいて。じゃあ頼んだ」

テツ「わかりました」

テツもバイクに乗って灘方面へ向かっていった。

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