橋本「ありがとうな・・・
由紀も京子もインカの全員
と同じぐらい大事やけど
後4ヶ月だけやから・・・
その先は・・・」
京子「その先なんて
言わなくていい」
由紀「まだ先の話やで。
覚悟も何もできてない」
橋本「・・・そうやな」
由紀さんも京子さんも
女としての強さがあった
男には無い強さ・・・
男を立てるというか・・
そういうのを感じた。
今まではロバート1人が
すごいと思っていたけど
由紀さんや京子さんが影
ではしっかり立てていた
+αの力を与えていた。
蓮「なんかすごいですね
感動してしまいますよ」
全員の方を見ると・・・
なんか全員泣いていた。
ロバートが俺達と一緒に
つるみたいと言ってくれ
たのが嬉しかったらしい
彼らも離れたくなかった
だけど本来だったら彼女
達のために去ると言えば
強がってでも見送って
やらないといけなかった
彼らも我慢してたから。
そしてロバート達が
こっちへ戻ってきた。
ヤバイと思ったので
慌てて自然な振りをして
探してる振りをした。
橋本「あれ?お前ら?」
宮根「おう。ロバート
ずっと探してたんやで」
すっごい不自然だった。
橋本「なんや。その顔。
まぁええわ。帰ろうや。
どっか寄っていこうぜ」
沢田「そうしようか。
案内は俺がするわ」
もう文化祭も終わる頃だ
村田達は後片付けを軽く
してすぐ来るとのこと。
俺達は先に帰る準備をし
その場を先に去った。
駅前の小さな喫茶店で
ゆっくり話をしていた。
いつもと変わらない話。
どーでもいいような話。
ただ楽しく話していた。
みんな色々な思いがある
だけどそれは言わない。
でも全員覚悟はしている。
「今」は永遠に続かない。
だから「今」を大事にする
「今」が変わった時に後悔
をしないように・・・
失う前に大事さに気づく。
この文化祭で色々学んだ。
インカの結束力の強さに
信頼関係の繋がりも学んだ
そして文化祭も終わり俺は
1時間をかけて家に帰った
長かった2日間・・・
どこにでもある文化祭。
色々と見せてもらった。
勝手に盗んで勝手に羅針の
連中に取り入れていく。
そして月日は流れ冬休みに
入り新たな事件が起こる。
第40部-文化祭- 完