松木の家に戻った。
時間は夕方6時過ぎだった
松木「遅かったやないけ。
帰ってこんと思ったわ」
橋本「悪い悪い。女の子に
逆ナンされてたんやわ」
松木「逆ナン?マジで?」
瀬戸「どうでもええやんけ
予定はどう立ててるん?」
松木「なんも立ててない」
瀬戸「真正面から当たって
戦うつもりなんか?」
橋本「負ける勝負すんなよ
確実に勝ちに行こうや」
松木「真正面以外に・・・
なんかやり方あんのか?」
蓮「誘導とか追い込みとか
やりかたは色々あるけど」
橋本「伏兵ぐらいはほしい
じゃあ俺と明でわかれるか
明は1人で大丈夫かな?」
瀬戸「俺が伏兵ですか?
別に構いませんけど」
橋本「じゃあ任せるわ。
中段か後続を切ってくれ」
次々と作戦を決めていく。
瀬戸を伏兵にしてロバート
と俺が特攻隊長の役目だ。
パパッと作戦が決まってく
松木は黙って聞いていた。
話についてこれてなかった
橋本「じゃあこれで決定や
最後は松木。タイマンやぞ
そこで全部決まるからな」
松木「俺がやるんか?
俺より強いお前がやって
くれた方がええねんけど」
橋本「バカか。抗争の本人
同士でやらんでどうするよ
総長の責任は最後に果たせ
それが総長の役目やろが」
下の者同士での抗争は
ずっと遺恨が残ってしまう
だからずっと抗争が続く。
抗争は長引かせるのでは
なく遺恨なく終わらせる。
総長がタイマンに勝たない
と抗争は終わらない。
松木はそれを知らなかった
時間は8時になっていた。
橋本「それじゃあ出るか。
9時に開戦やったやろ?」
松木「そろそろ出ようか」
蓮「モチベーションを
高めておこうかなぁ~」
喧嘩のイメージをする。
戦闘状態を作っていた。
外へ出て紫龍会の連中と
合流をして集会をする。
松木「今日でケリをつける
全員気合入れてくれやぁ。
丸金連合と月下夜叉も
潰してかまわんからなぁ」
全員「オスッ!!」
松木「よっしゃあ出るぞ」
全員工場跡地へ向かう。
いよいよ戦争が始まる。
緊張も高まっていった。