蓮「それはおかしい・・・」
鹿角「ん?何がおかしいのかなぁ。」
蓮「あんたら全員強さが
ワンランク高いはず、
それに比べて龍太は強くない。
弱いねん。そんな龍太と
あんたらが友達とは思えない」
十傑「あっはっは。
確かになー。そうきたか。
ファビオとは喧嘩仲間では
ないからなー。」
鹿角「いやーするどいね。
でも、バカやな(笑)」
十傑は俺の推理をバカに
して笑っている。しかし、
それ以上に気になる所を
俺は聞いた。
蓮「龍太はファビオって
呼ばれているんスか?」
鹿角「おう。ファビオや」
蓮「なんでなんすか?」
鹿角「知り合った時には
そう呼ばれていたよーん」
総長「ん・・。うーん。」
鹿角「おっ。稲田君。
気がついたみたいやな。
じゃあ俺達は眠いから
そろそろ帰るわぁ~」
話をしていると総長が
気がついたみたいだ。
蓮「帰るんスか?もう
ちょっといて下さいよ。」
鹿角「明日学校やからな
そろそろ帰って明日の用意
せなあかんやろ。蓮くんも
学校さぼらんとちゃんと
行きや~♪じゃね~。」
蓮「あ・・あの・・」
鹿角「ん?なんだ?」
蓮「その・・・一応・・・
今回はなんだかんだで
助けてもらってありがとう
ございました。」
俺は感謝の気持ちで
頭を下げた。
鹿角「いーよ。いーよ。
助けられることなんて望んで
なかったんでしょ?なら
感謝されることは何も
していないからね」
??「おーい。鹿角行くぞ」
鹿角「はーい。じゃあね。
蓮くん。バイバーイ。」
そうして黒いコート軍団は
単車でスッと去っていった
はっきり言って怖かった。
反抗したら有無を言わさず
やられるような気がした。
蓮「なんや・・・あいつら
おっと・・・総長は?」
そして、俺は総長に
駆け寄った。
第2部-高校入学- 完