第128話 強さへの憧れ

2014年7月12日土曜日

第5部-族の抗争-

t f B! P L
蓮「伸夫・・答えろよ。
何で闇市とつるんでる?

お前四神を辞めたんか?」

伸夫「何を勘違いしてる?
俺は四神や。こいつら闇市
は四神の下についたんや」

蓮「闇市が下についた?
もっとマシなウソつけや」

もし闇市が四神の下についたなら
俺にも情報は廻ってくるはずだ。

伸夫「ほんまや。これが」

蓮「なに?何があった?」

伸夫が嘘を言っているよう
にも見えなかった。

伸夫「闇市は四神の傘下
につくことになったんや。

近いうちに零も四神の傘下
に入ることになるやろう」

蓮「あ?意味わからんわ。
どういう事やねんな。」

何を言ってるのかわからない。
他の族が四神につく理由なんて
どこにもないからだ。

伸夫「他の族達に戦争を
仕掛けてるってことや。」

蓮「それは・・・須磨の4つの族
を統合するってことか?」

伸夫「正解や。そして今
闇市は俺の手下や。」

伸夫がタバコを吸おうと
すると闇市の連中がタバコをつける。

蓮「それは斉藤有也が指揮
を取って動いてるんか?」

俺にはあの人が族を統合
することを考えているとは
思えなかった。

伸夫「あぁ。そうや。
兄ちゃん自らがやってるねん」

蓮「・・・今日の事も斉藤有也の
指示で動いてるんか?」

伸夫「今日のことは俺の
独断でやったわ。昨日の
仕返しでな。お前は俺を
なめてるみたいやからな」

蓮「なら安心したわ。」

伸夫「あ?なんやと?」

蓮「こんな筋の通ってない
やり方を有也がするはず
ないからな。安心した。」

伸夫「筋やと?族に筋とか
関係ないやろーが。」

伸夫が俺に近寄ってきて
一方的に俺を殴る。

伸夫「まだお前は今の立場
が解ってないみたいやな」

蓮「解ってるよ。これは
昨日の仕返しやろ?」

伸夫「やっと気づいたか」

蓮「あぁ。今気づいた。」

伸夫「昨日のあの不意打ち
は痛かったわ。今日は10倍
返しするからな。どや?
侘び入れるなら許してやっ
てもいいねんぞ?」

蓮「ははっ。お前に詫び
入れる訳ないやろ。」

伸夫「何でや?お前はこの
状況がわからへんのか?」

蓮「状況はわかってる。
俺は縛られて動けない。
一方的にやられるだけや。
でもな・・・お前は怖くないねん」

伸夫「怖くないやと?」

蓮「あぁ。この状況でもな
兄をバックにいちびってる
お前は怖くないねんや。」

伸夫「うるさい。黙れ。」

ゴッ・・・ガッ・・・

そういって伸夫は俺を更に
殴ってくる。

伸夫「今の俺は・・・
仲間がいるから・・・
強くて怖いんやぁ。」

伸夫は興奮していた。

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